ノコギリヤシと亜鉛の相乗効果

ノコギリヤシと聞くと前立腺肥大にともなう症状を予防するものと思う方が多いと思います。
一方で亜鉛はというとミネラルで育毛に効果があるといわれています。
この二つを組み合わせることでどのような相乗効果が期待できるのかについてまとめてみました。

ノコギリヤシの効果は前立腺肥大を原因とする尿トラブルの予防です。
前立腺が肥大する原因はジヒドロテストステロンという男性ホルモンの過剰作用とされています。
このジヒドロテストステロンは5α-リダクターゼという酵素が男性ホルモンであるテストステロンを変化させてできるものです。
ノコギリヤシに含まれる脂肪酸がこの5α-リダクターゼの働きを抑制することからジヒドロテストステロンの過剰生成をと抑えることになるのです。
亜鉛はノコギリヤシと同じ仕組みで前立腺関係のトラブルを予防する効果があります。
ノコギリヤシと亜鉛という二つの成分を同時に摂取することでその相乗効果が期待できます。

亜鉛は大変重要なミネラルで、2000種類以上ある酵素のうちの300種類の組成に欠かせないものなのです。
亜鉛の効能は細胞分裂や新陳代謝、たんぱく質の合成や抗酸化作用、アルコール分解に免疫活性化、育毛というように幅広い効果があります。
亜鉛は年齢を重ねるごとに多くの摂取量を必要とします。
逆に亜鉛が欠乏することで起こる弊害も多くあります。
味覚障害、肌の乾燥やシミ、脱毛や爪の異常、精子欠乏や胎児の成長不良、抗酸化力や免疫力の低下などです。

ノコギリヤシを亜鉛と一緒に摂取することでトイレへ行く回数が減少し仕事に集中できるようになると共に、先述した亜鉛不足によるトラブルを減らせることや育毛に対する効果が期待できます。
現代人の食生活では亜鉛の摂取が不足しがちです。
食事から亜鉛を摂取するためにはかなり気をつけた食生活をする必要があります。
そのため、サプリメントを使うことで効率的に摂取することが可能になります。
ノコギリヤシと亜鉛が一緒に入ったサプリメントを使うことでその相乗効果を得ることが可能になります。

ノコギリヤシと同じように亜鉛にも摂取量には上限があります。
30mg/日を上限とし、その推奨量は男性で9㎎/日、女性で7mg/日程度とされています。
また100mg/日を長期にわたり摂取した際には嘔吐や吐き気、脱水症状、発熱や倦怠感などの副作用が、2000mg以上では急性中毒の危険性があります。
ノコギリヤシは天然のものなので副作用は少ないものですが、多く摂取してしまうと同じように吐き気や下痢などを起こす可能性があります。

基本的には日常の食生活の中で摂取していける亜鉛ではありますが、十分に摂取することはなかなか難しいという現代の食生活事情もあります。
ノコギリヤシとの同時摂取で、加齢に伴う前立腺肥大による症状の予防や抗酸化作用などの相乗効果が期待できます。
服用量や方法に注意して、より効果的な摂取ができるよう心がけましょう。