ノコギリヤシとは?

ノコギリヤシは北アメリカ大陸の南東部に自生しているハーブの一種あるヤシ科の植物です。
葉がノコギリのようにギザギザした形になっているのでこのような名前がつけられました。
葉は鋭いとげに覆われていて、触ると傷つくことがあります。
夏季にはクリーム色の花が咲いて初冬には濃く赤い果実がなります。
この果実は油性物質を多く含み食用・薬用のほかに燃料としても使われます。

ノコギリヤシに関する研究は現地のインディアンによって利用されていたものをイギリスからの移民が母国へ持ち帰ったことで始まりました。
19世紀の初めにノコギリヤシのハーブティーが前立腺肥大症の治療に効果的であることが認められました。
1960年代になるとノコギリヤシに含まれている油性成分が前立腺肥大症を原因とする排尿障害の治療に使えることが立証されました。
今ではノコギリヤシの果実エキスが医療品としてヨーロッパで認可されており日本でもサプリメントとして販売されています。

ノコギリヤシの効果として前立腺肥大の予防があげられます。
前立腺肥大の症状としては夜中に何度もトイレに行きたくなる、行っても尿が出にくい、勢いがないなどの初期症状があります。
50歳代の男性では二人に一人、65歳以上では9割の方に前立腺肥大傾向があります。
前立腺があるのは男性だけで、クルミ大の大きさの生殖器として膀胱の真下に存在しています。
前立腺は加齢によってホルモンバランスが崩れたことで肥大化すると考えられます。
ノコギリヤシはホルモンバランスを崩す原因となる酵素の働きを抑えることで、前立腺肥大の初期症状が予防できるのです。

ノコギリヤシは天然に存在するものなので副作用が少ないのです。
しかし摂取量には注意する必要があります。
摂取量が多すぎた場合には下痢や便秘、吐き気、めまいと言った症状がでることもあります。
また胎児や乳児へのホルモンバランスを崩す恐れもあるため妊娠中や授乳中の方は使用を控えましょう。
そして前立腺の症状が現れた場合にはその原因が前立腺肥大によるものかどうかを確認することが大切です。
例えば膀胱炎が原因であった場合にノコギリヤシによる治療を行うと膀胱炎が進んでしまうことがあります。

サプリメントとしてノコギリヤシを使用する場合にはそれ以外の成分も含まれていますのでそれらについてもきちんと調べたうえで使用するようにしましょう。
また服用を始めたからといってすぐに効果が表れるわけではありませんので長く飲み続けることが必要です。
何よりも今の症状の原因が前立腺肥大によるものと確認してから用いることが大切です。
自分でははっきりとわからない場合には医師に処方の指導を受けてから使用するようにしましょう。

【参考】
ノコギリヤシサプリの選び方:http://www.xn--u9jzgoar6iyfrb5834cv9we.com/howtochoice.html